病害虫対策は日頃から予防と健康管理を心がける事が大切です。

薬剤を使うときは目的に合った種類を選び既定の希釈(薄めること)濃度を守りましょう。

 

グリーンはもともとカイガラムシハダニくらいと病害虫の被害が少ない植物です。

葉先や葉の一部が枯れる、下葉から黄色くなるなどの症状は根の痛みによる育成障害や肥料不足、空虫温度の不足、葉焼けなどによるケ-スがほとんどです。

明るい風通しのよい置場で適度な温度や湿度があればグリーンも元気に育つので病害虫の発生は少なく被害も広がりません。

さらに水やりのたびに葉に触れたりホコリを洗い流したり枯れた葉や花を取り除くなどグリーンとのスキンシップを通じ早め早めの健康チェックを心がける様にしましょう。

 

薬剤を上手に使い薬害を防ぐ

薬剤は使用目的に合ったものを選びます。

混用のできる殺菌剤と殺虫剤もあるので説明書に従って使用します。いずれも必ず規定の希釈倍率で薄めて使用することが大切です。

スプレー式はすぐに使えるという便利さはありますがグリーンから30cm以上離して散布するように、薬剤の散布は早朝か夕方または曇った日を選びます。

薬剤は劇薬成分を含むものもあるので取り扱いは注意を要します。

室内のグリーンはいったん戸外に出して散布した方が良く散布するときは必ずゴム手袋やマスク、帽子などを着用して下さい。

主な病害虫と使用薬剤

*うどんこ病

ウンベラータ うどんこ病 

症状:主に茎が粉をふりかけたように白くなる。

使用薬剤:マンネブダイセンM、トップジンM、ベンレート

*カイガラムシ類

カイガラ

症状:茎葉が排泄物でべたついて黒く汚れるすす癌による。

使用薬剤:カルホス、スミチオン、スプラサイド、ボルン

*アブラムシ類

アブラムシ

症状:主に若い茎葉の汁液を吸いすす癌の原因になる。

使用薬剤:スミチオン、マラソン、スプラサイド、オルトラン 錠剤

*ハダニ類

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症状:茎葉の汁液を吸い育成不良を起こす。

*炭そ病

炭疽病 タンソビョウ 葉

症状:葉の表面に円形楕円形の病斑ができ、その部分が枯れる。

使用薬剤:マンネブダイセンM,トップジンM、ベントレー